六つの木曽ひのきの浴槽に、それぞれ異なる源泉を入れますのて゛、全てにお入りいただくと、1ケ所で古久屋の源泉を全てお楽しみいただける、他の旅館ではあまり例を見ない、大変特徴のあるお風呂でございます。ウィスキーのCMではございませんが、何もたしたり引いたり致しませんので、本物の温泉とはどれほど熱かったり(五つの湯船)、ぬるかったり(一つの湯船)するのかがお解りいただける事でしょう。
ひとつひとつの浴槽は、一人用の小さな浴槽ですが、材質は厚さ6cmの木曽ひのきを用いますので大変贅沢な湯船が六つ並びます。また泉温は、温泉の注ぐ量で調整致しますので、ほとんどの湯口から流れ出る温泉は少な目になります。それでないと熱くて入れません。それでも、どうしても熱くて入れない方は、水道水の蛇口を補助的に備え付けますので、水で温度を調整して下さい。(シングルモルトスパを楽しむために、水はあまり使っていただきたくはございませんが)それでは、六つの源泉をご紹介致します。
「華の湯」
到着泉温約50度。
湧出地2km上流上林地区。泉質 含石膏食塩泉。
効能 創傷、卵巣機能不全症等。
一言コメント
別名「子宝の湯」と言われています。湯の華が多いお湯です。
「地獄の湯」
到着泉温約56度。
湧出地2km上流地獄谷
泉質 硫酸塩化物泉。
効能 神経痛、リュウマチ、消化器疾患等。
一言コメント
文政五年(西暦1822年)に、十一代 市左衛門が松代藩より金五両を借用して、半里の木管引湯管の改修をしました。赤い温泉です。
「市左衛門の湯」
到着泉温約52~70度。
湧出地館内。
泉質単純泉。
効能外傷、慢性湿疹、神経痛等。
一言コメント
館内、会食場奥の地下5mから、400年にわたり絶えることなく、湧出している、古久屋の最古参の温泉
です。この温泉を利用して、玄関先で温泉たまごを作っています。
「武(たけし)の湯」
到着泉温約60度。
湧出地1km下流黒川地区。
泉質弱アルカリ含カルシウム泉。
効能更年期障害、冷え症、神経痛等。
一言コメント
十五代 市左衛門(幼名 武)が、昭和40年に掘り当てた、古久屋ではニューフェイスの源泉です。湧出箇所では92度の高温ですが、1kmの距離をボンプアップして古久屋に着くころには、長旅の影響で60度まで泉温が下がっています。一番あたたまるお湯で、湯ざめがしません。
「熱の湯」
到着泉温約90度。
湧出地館外東約30m。
泉質カルシウム泉。
効能冷え症、痛風、筋肉疲労等。
一言コメント
古久屋で一番熱い湯です。固ゆでたまごが湯船でできます。熱湯ですので、御入浴の際は、必ず水を
足して下さい。
「ぬるまの湯」
到着泉温約37~48度。
湧出地 館内
泉質中性低張性泉。
効能運動器障害、出血性疾患等。
一言コメント
「市左衛門の湯」から10mの位置にある、宴会場の裏、地下約3mの場所から湧出している、温度の低い温泉です。温度が低いため、昔から洗い物に使用していました。わずかの距離の違いで、異なる源泉が湧出するとは不思議です。
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